高速振動試料粉砕機 TI型 HEIKO
価格
¥1,140,000~(税別)
特長
Tlシリーズは、使いやすさをモットーに設計製作され、乳鉢や各種の粉砕機に代る高能率・高性能の試料粉砕機です。化学分析、とくにX線分析・原子吸光分析などの機器分析に伴う試料調整、その他少量の粉粒体を粉砕する作業の能率を格段と向上できます.本機は重力加速度の10倍にも達する振動加速度により、2個又は1個の粉砕容器を辰動させ、容器内に挿入した特殊ロツドの衝撃により短時間で微粉砕します.またロツドの形状および振動条件については、多<のテスト結果から最適の組合わせを選び、乳鉢で人間が粉砕するという細心の作業を安心して任せられます。
特長
1.粉砕時間が短い
特殊ロッドを採用、また、大きな衝撃力を最大限に利用しているため、
粉砕に要する時間ガ短縮でさます。
2.粉砕試料を選ばない
硬い物質から繊維質類まで、条件に適したロッドを選択することによ
り、容易に粉砕が可能です。
3.過大粒子が生じない
ロッドの適正重量により、粗い粒子を選択的に粉砕するため、均-な
粒度が得られます。
4.不純物の混入が少ない
衝撃作用により粉砕が行れれることや、容器材質の吟味により、粉砕
時の試料中に混入する不純物は極めて僅少です。
5.二つの試料を同時に粉砕
試料容器を2個装着できますので、二試料を同時に粉砕できます。
6.運転時の音および振動が少ない
防音カバーの採用により運転音は極めて静がです。また防振ゴムによ
り振動も最少限に抑えられています。
仕様
型式 |
TI-100型 10mL容器×2ケ架 |
TI-200型 50mL容器×2ケ架 |
TI-300型 100mL,150mL,200mL,250mL容器×2ケ架 |
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
振動回転数 | 1440rpm/50Hz,1730rpm/60Hz | 1430rpm/50Hz,1720rpm/60Hz | 1410rpm/50Hz,1700rpm/60Hz | |||||||||||||||
振幅 | 7mm | 8mm | 14mm | |||||||||||||||
タイマー | 0-60min (デジタル表示) | |||||||||||||||||
モーター | AC100V 1φ 300W | AC100V 1φ 400W | AC200V 3φ 750W | |||||||||||||||
機体寸法 | 580(W)×620(D)×400(H)mm | 670(W)×770(D)×480(H)mm | 910(W)×945(D)×590(H)mm | |||||||||||||||
重量 | 70kg | 120kg | 300kg | |||||||||||||||
容器材質 | 試料容器 | 容器形状 | ロッド形状 | 試料容器 | 容器形状 | ロッド形状 | 試料容器 | 容器形状 | ロッド形状 | |||||||||
A | B | C | A | B | C | A | B | C | ||||||||||
1.特殊鋼 | 10mL×2 |
H1 |
◯ | ◯ | ◯ | 50mL×2 | H6(H3) | ◯ | ◯ | ◯ |
100mL×2 150mL×2 200mL×2 250mL×2 |
F3 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
F1 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | F6(F3) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
2.ステンレススチール |
H2(H1) |
◯ | ◯ | ◯ | H7(H3) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||
F2(F1) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | F7(F3) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
3.硬質ステンレススチール | H3(H1) | ◯ | ◯ | ◯ | H8(H3) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||||
F3(F1) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | F8(F3) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||
4.タングステンカーバイト | H5(H2) | ◯ | ◯ | H10(H4) | ◯ | ◯ | F4 | ◯ | ||||||||||
F5(F2) | ◯ | ◯ | ◯ | F10(F4) | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||||
5.耐摩耗アルミナ | H4(H2) | ◯ | H9(H4) | ◯ | ◯ | |||||||||||||
F4(F2) | ◯ | ◯ | F9(F4) | ◯ | ◯ | |||||||||||||
6.ジルコニア | F2 | ◯ | ◯ | F4 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||||
7.炭化ケイ素(製造中止) | F2 | ◯ | ◯ | F4 | ◯ | ◯ | ◯ | |||||||||||
8.窒化ケイ素 | F2 | ◯ | ◯ | F4 | ◯ | ◯ | ◯ |
- 各種容器とロッドまたはボールの組み合わせは、◯印より選定してください。
- メノー製も製作可能ですのでお問い合わせください。
- 周波数をご指定ください。
※2021年3月より粉砕容器形状品番が変更になっております。()内が旧品番になります。
材質(呼名) | |||
---|---|---|---|
1 | SUJ(MC) | 5 | AL2O3(AL) |
2 | SUS304(SUS) | 6 | ZrO2(ZO) |
3 | SUS440C(硬SUS) | 7 | SiC(SC) |
4 | WC(WC) | 8 | Si3N4(SN) |
容器形状
- Hタイプ 真ん中割れ(2分割)タイプで、ロッド使用が便利なため、最も多く利用されている標準容器です。
- Fタイプ ポット深型なため、ロッドはもちろんボール投入も可能です。密閉容器として湿式粉砕にも利用できます。
ロッド形状
ボール
粒子を球状に近くする粉砕作用をもっていますので、粒径が小さくなり、微粉砕としてロッドの組合せにより、効率の良い粉砕が可能です。